だいぶ後になってしまいましたが②の続き…
日本酒は主役じゃなくていい…というところから。
②では、各国における、お酒を使用したスイーツをご紹介しましたが、今でこそ、日本にも(新潟にも)日本酒を使用したスイーツがたくさん出てきました。
じゃあそれを、日本酒が苦手なスイーツ好きさんが喜んで手に取っているか?
と言われれば、決してそうではないような気がします。
喜んで手に取るのは、私のように日本酒が好きな甘党の方が多いのではないでしょうか?
それは何故か?
美味しくないから…ではありません。
そゆ商品の多くのネーミングやパッケージって、大きく
「酒○○」とか「日本酒○○」[「SAKE○○」
「日本酒香るナンチャラ~」
と、書いてあるものが多い。
それは、②で書いた通り、スイーツじゃなくて日本酒が主役になろうとしているからで……
日本酒に抵抗ある人は、まず、それを見たら手に取らないわけですよ!
分かり易く言うと……
例えば、野菜嫌いの我が子にそれを食べさせようとした時。
親は工夫して野菜をみじん切りにして、ハンバーグやホットケーキに入れたりするじゃない?
食べさせる前に「野菜がたっぷり入ってるよ!」って、ネタバレしないじゃない?
だいたい食べた後に、
「お野菜もこうして食べると美味しいね」
って言うじゃん?
それと同じだと思うのです。
いや、隠したり、騙したりしろ…と言っているわけではなくて。
“素材の旨味を引き出すために日本酒を使用しています”
とか、
“日本酒風味でクリームのコクがグッと増す~”
くらいにして、
商品名も「日本酒○○」とかではなく、お洒落な名前にしちゃえばいいと思うんです。
主役をスイーツにしなければ、スイーツ好きさんは寄ってこない!
先ほどの例で言うなら、
「野菜は嫌いだけど、ハンバーグにしたら食べれるよ」
に、なるわけです(ハンバーグが主役)
子供じゃなくても大人だって、そゆ食べ物ありますよね?
じゃあそうした時。
農家さんは「そのまま食べないヤツに野菜など売らん!」って、言わないと思うのです。
「じゃあハンバーグにして、どんどん野菜を食べてね」って言うと思うのです。
主役じゃなくとも!美味しいと食べてくれれば嬉しいのではないでしょうか?
なので……
「日本酒は飲めないけれど、日本酒が入っているスイーツは美味しいよね」
「日本酒は飲めないけれど、スイーツにしたら大丈夫だよ」
に、なればいいんじゃないかな?
主役じゃなく、時間はかかるかもしれないけれど、そのうちイメージが良くなって……
「ちょっと日本酒舐めてみようかな?」ってなると思うのです。
大人になって、いつの間にかハンバーグからお野菜中心の生活になってた…みたいな(笑)
はい。
これまでダラダラと書いてしまいましたが、
まとめると…
日本酒は脇役にして、スイーツ主役の日本酒スイーツ商品(マーケティング)をもっと展開していたら良いのではないか?!というところで。
そして、私のように下戸であまりお酒が飲めなかったとしても、それで嫌いにならず、国酒である日本酒を愛でる人が、少しでも増えてくれたらいいなぁと思う次第であります。
以上、おわり。